皆さん抗癌剤と言うとどの様な副作用をイメージするだろうか?
髪が抜ける、ゲーゲー吐く、食欲不振…それは全部この抗癌剤のイメージだ。
なぜその様なイメージがついたのだろうか。
それは適応が多く、ドラマなどで放映される癌(メジャーな癌)が多く含まれる事が一つ理由であろう。
以下、許可引用を下記より行う。
適応となる癌は
睾丸腫瘍、膀胱がん、腎盂・尿管がん、前立腺がん、卵巣がん、頭頸部がん
肺がん(小細胞肺がん、非小細胞肺がん)、食道がん、子宮頸がん、神経芽細胞腫、胃がん、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、中皮腫(胸膜)
胆道がん、骨腫瘍、子宮体がん、悪性リンパ腫、小児固形腫瘍(横紋筋肉腫、神経芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、髄芽腫など)などである。
注射から3日目までの体験記を記す。
2020/01/22、AM06:00前に起床し、体重測定。これが基準大丈夫となるため後に重要になる。
06:00より抗がん剤に先行して生食(1ℓ)、吐き気止めなどを注入。
10:30より抗がん剤、シスプラチンを注入開始。(これはこの日の一回のみで次回は1ヶ月後。)
2時間後、注入完了。12:30より生食(2ℓ)、ワンショットでラシックス(利尿剤)を注入。
〜22:00過ぎに生食の注入完了。
この日感じた副作用は、夜22時過ぎに少しの味覚の変化。
といっても我慢できるくらいで大した事ではなかった。
◯
01/23、シスプラチンの翌日。
この日から放射線治療が始まった。(これに関しては後日記す。)
この日入れた薬剤は生食3ℓと吐き気止め。
AM06:00過ぎに目が覚める。猛烈な吐き気だ。いただいていた吐き気止めをもらいまた横になる。朝食が運ばれて来たが全く食欲なく下げていただく。
ひたすら眠り続けていると、どうやら昼になったらしい。
放射線治療にいった帰りしゃっくりが出始めた。頻度はかなり少ないがシスプラチンの副作用らしい。錠剤のしゃっくり止めをもらったのだがこれが眠剤としても使われる程らしく、かなり眠くなる。昼食が机の上にあったが、これも見る気もせずにそのまま眠ってしまった。
眠っていると昼食を引き下げに来た看護師さんに起こされる。
吐き気、食欲不振、胸の圧迫感を伝えると、追加の吐き気止めをくれて少し晩のメニューを変更してくれた。
流石に腹が減ってきたので少し食べて見る事に、気持ち悪さはあるが味はわかる。
エネルギーを取ろうと、白米、魚半分、アイスのみ食べた。
少し気分はマシになってきた。
◯
01/24、抗癌剤の翌々日。
この日も入れた薬剤は生食3ℓと吐き気止め。
この日の朝食は少しだけ。相変わらず気持ち悪さが続き、ひたすら寝た。(と言うか昨日のしゃっくり止めが残っている様な…)
寝ているとまた昼食が運ばれてきた。
昨日聞き込みにきてくれた看護師さんが栄養管理室に対応して下さった様で、メロンシャーペット、フルーツ、米→そうめんになっていた。
おかげでそうめんは完食、シャーペット、魚も食べれた。
少し調子はよくなり、シャワーも浴びれた。やっぱりシャワーを浴びれると気持ちが良い。
それから晩ご飯。
お茶漬けはいい‼︎和歌山県民たるもの、酸っぱい梅干しを千葉まで連れてきていたのだが、これが大正解。酸味とさらりと入る梅干しであっという間に食べれた。
梅干しって、市販のを買うとはちみつ入った「上品な甘み」とかあるのよね。
僕は塩だけで漬け込んだ酸っぱい梅干しが好き。
食べた事のないひとは是非食べてみて欲しい。
この日もご飯、肉、アイスのみ完食。
相変らずむかむかとした気分が残る。
この日の夕方の体重が58.5kgで、抗癌剤初日の朝の体重から2.5kgオーバーしてしまった。お気づきの方もいるかもしれないがここ3日間、私は毎日3ℓもの生食を注入されている。
これはシスプラチンの副作用である尿量が減るのを防ぐためであり、これが悪化するとむくみから最悪は腎不全に繋がる。これの管理のために1日数時間のシスプラチンの治療に1週間の猶予がセットになっている訳だ。
基準をオーバーしたので無事ラシックス(利尿剤)をワンショット投与され、今晩もトイレへと25mダッシュだ。
導入化学療法の時は、通院でできるほど軽いものだったので今になって抗癌剤の副作用を身にしみて感じている。
看護師さん曰く、初日は副作用は出ず2、3日目で副作用が出る人が多いらしい。
その後は落ち着くと聞いたので、明日はマシになっているといいのだが…
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