2020/03/03に入院して、
抗がん剤(シスプラチン)の投与が2020/03/04にあった。
投与スケジュールは1クール目の記事に示したとおり、1日目の2時間だけ抗がん剤の投与で、後の6日間は吐き気止めや大量の生食(生理食塩水)をいれるだけ。
1クール目の記事はこちらからどうぞ。
1クール目はシスプラチンの副作用が2日目に、2クール目は1日目に出たのだが、
今回はオランザピンという吐き気止めをシスプラチンを行う前日から入れたので、
1〜4日目の間吐き気や船酔いに似た副作用には悩まされる事はなかった。
だがこのオランザピン、副作用として強い眠気がある。
私の場合は夜眠る前に一錠処方していただいているのだが、その効果が次の日昼過ぎまで続く。おかげで歯磨きもトイレも一苦労だ。
食事も運ばれてきても見る気もしない。
吐き気や酔いを抑えられるのはありがたいが、おかげでブログの更新も数日サボってしまった。本当に寝てたら数日立っていたような不思議な感覚だ。
◯
前述したように今回は予め対処していただいたおかげでほとんどシスプラチンの副作用に悩まされる事はなかった。
しかし、放射線治療の方で新たな副作用が発生した。
放射線治療は32/35回目を終えたところである。
今回の入院前日の27回目までは味覚は1〜2割といったところで、工夫しながらも家で普通の食事をとっていたのだがそれが難しくなった。
放射線治療の回数を重ねると更に味覚が落ちて1割ほどになり、何を食べても強い塩味に感じるのである。
今までは味がわかりにくいという0へと近づく物だったが、終盤に差し掛かりついに不味く感じるというマイナスへと転じてしまった。
水を飲んでも塩味なのだからたまらない。
水を飲んで喉が渇き、また水を飲んで喉が乾くの繰り返しである。
海で遭難した場合に海水を飲んではいけないというのは有名な話だが、その気持ちがよくわかった。
今はPEGから1パック300kcalある栄養剤を1日3パックと、カロリーメイトゼリーやアイスといった物を食べている。
飲み物は塩味を少しでもマシにするために甘いコーラなどを飲んでいる。
成人男性で口も動くのに、味がわからないと1日1500kcal摂るのもやっとという感覚は味覚障害に悩まされる本人達にしかわからないだろう。
早く美味い物を舌で味わって腹一杯食べたいものである。
◯
放射線治療による副作用は基本的に放射線を当てた所にしか出現しない。
私の場合は上咽頭なので舌にももちろん当たっているのだが、味覚障害は3ヶ月〜1年で治るかという予想だ。
そう言えば味覚障害と言えば亜鉛の欠乏が一つの原因となっているのは有名な話である。
放射線治療で起こる味覚障害に関しては亜鉛が改善に寄与するかに関して正確なエビデンスがないが、サプリメント程度の物は化学放射線治療終了後に摂取しようかと思う。
(治療を受けている方はサプリメントを服用する場合、主治医の指示を受けて下さい。)
という訳で今回は現状報告の記事でした。
早く美味い飯が食いたいよ〜‼︎
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