2020/07/23
膝蓋骨の手術の翌日、朝早くに目が覚めた。
看護師さんを呼んで車椅子でトイレに行って帰ると、ズキズキと膝が痛み出した。
昨日は神経ブロックが効いていたが、それが切れたようだ。
いつも通りの痩せ我慢、暫く様子を見ていたが…
だんだんと呼吸が荒くなる、とても耐えられない!
ナースコールを押して看護師さんを呼ぶと、痛み止めを持ってきてくれた。
幸い痛み止めはすぐに効き、痛みは落ち着いた。
◯
7時になり朝食が運ばれてきた。
丸1日振りの食事なので全粥食だったが、それでもご飯を食べられる事が幸せだった。
ごはんを食べてから、また眠気が襲ってきた。
疲れか、痛み止めの副作用かはわからないが…
する事もないのでそのまま眠ってしまった。
そうこうとしているうちに昼飯が運ばれてきて、また食事になってしまった。
次は常食(普通の食事)で箸が進んだ。
そういえばここの病院のご飯って、魚ばかりで肉が出ない。ご飯はがんセンターの方がレパートリーも豊富で美味しかったな。もう戻りたくはないが。
◯
昼を食べて一息ついていると、理学療法士さんが来てリハビリが始まった。
足の装具を取って膝の曲げ伸ばしが始まる…
「痛い!痛いです!」私の悲鳴で足が戻される。
「うーん、可動域は40°くらいですね、少しずつ行きましょう!」理学療法士さんはニコリと笑った。
「じゃあ次はコレ行きましょうか!」
そういうと理学療法士さんはおもむろに歩行器を転がしてきた。
おいおい、歩けるのか私…
試してみると意外にも前に進む事ができた。
歩くというかは怪我してる足は宙ぶらりんで、健康な足の方で蹴って滑ってる感じ。
これなら大丈夫そうだ。
という訳で、早速今日から歩行器で歩く許可が出た。今時のリハビリは早いと効いていたが、オペの翌日から歩かせてくれるとは思わなかった。
私も痛む足に鞭打って、早く歩けるように頑張ろうと思う。
◯
リハビリの後またベッドに戻った私であるが、する事がなく暇である。
という訳で、iPadでアニメを観ていた。
コレ一台で暇がつぶせるので便利である。
夏に毎年観ている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観た。
あらすじ
“小学校時代集まって遊ぶ間柄だった6人グループ、しかし突然のめんまの事故死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、グループは決別、それぞれ後悔や未練や負い目を抱えつつも、中学校卒業後の現在では疎遠な関係となっていた…
主人公じんたんは高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っいた。
そんな彼の元にある日、死んだはずのめんまが現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。困惑しつつもめんまの願いを探っていくことになり、やがて「超平和バスターズ」の面々がかつての秘密基地に集結、めんまを成仏させるため考えを巡らす…”
元々泣ける話なのだが、ステージ4の癌やバイク事故を経験した今、序盤から号泣してしまった。
事故や病気問わず、若くして人が亡くなると残された人はいたたまれない気持ちになる…
私は待つ人がいる限り、絶対に死んではいけないなと思った。
良い話なのでまだチェックしていない方は、是非この夏に観てもらいたい。
最終回はボロ泣きするんで、ハンカチ必須です。
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