24歳でがんになった。~Return Match~

24歳にして突然の上咽頭癌ステージ4の宣告。その時私は〝がん患者〟になった。

新しい仕事、新しい暮らし

前回の記事でチラッと書いた通り、

仕事の関係で田舎に引っ越した。

 

あまり仕事の事は言えないのだが、

新しい職場に移れば覚える事もたくさんあるし、体力的にも正直キツい。

 

午前は水を飲む暇も無いほど忙しく走り周り、

放射線治療の後遺症から唾液が出にくくなった私にはとてもつらい。

勤務中は1日に水を1.5ℓほど飲むので2ℓのペットボトルを毎日背負って職場にいく。

(現場系の仕事の人からすると普通?)

 

そうやって働いた後、毎日職場で19時過ぎまで居残り勉強してから帰る。

クタクタになって帰り、自炊して22時には眠る。

自分の時間というのはほぼない。

仕事には満足しているが、体のことを思うと正直楽ではない。

 

でも、あの時僕は猛烈に働きたい、仕事に戻りたいと思っていたはずだ。

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「仕事しんどいな〜」なんて思えるのも幸せな記し。

あの時の自分を裏切らないように、自分は与えられた場所で与えられた仕事を最後までやり遂げようと思っている。

自分がこれからどれだけのスキルを身につけられるかわからないが、自分の知力体力が持つ限りは白衣を着て臨床に携わりたい。

 

僕は自分の仕事を誇りに思っている。

2020年の夏頃復職し医療現場に戻ったが、タイミング悪く国からの手当てを貰えぬまま…(検閲により削除されました)

…でも、この時期にその仕事に当たれたことを誇りに思っている。

いつか歳をとったとき、胸をはってあの時あそこにいたと人に言いたい。

自分が人の命を左右するような仕事がストレスではあるが、逆に言えば人の命を救える仕事だ。

 

僕は一度死んだ、2019年の10月25日に。

だから今、もう一度与えられた人生を有意義に使いたい。

僕のように死の淵に立った人間を助けられる手助けが出来るなら、頑張ってみようかなと思う。

 

職場の人は病気の事も怪我の事も知らないから、

そういう言い訳は通用しない。

なるべく〝健常者〟に近付くべく自分なりに努力するしかない。

 

どうしても自分の知力体力が間に合わなければ、

誰かを殺す前に他の場所に行く。

他の場所でもいいし、俗世を捨てばあちゃんちで畑を耕してもいい。

結婚もせず田舎の家に住めば、アルバイトでも十分飯は食っていける。

あまり多くは求めない、予定も計画も立てるだけ無駄。

そんな物立てるからうまくいかずイライラする。

 

僕はいつまで生きれるかわからないから、

自分が面白いと思うように、周りの人と仲良くやりながら今をそれなりに楽しく生きれればそれでよい。

ひとりでいるのも随分慣れて、休日は静かに過ごしたいとさえ思っている。

今は引っ越したばかりで、家の中のインテリアをひとりで整えていくのが面白い。

今という時代を楽しんでいくしかない。

 

新型コロナ第3波における緊急事態宣言の発令で

環境の変化などあった方もいるかと思いますが、

皆さんとにかく生き延びていきましょうね。

 

それではまた。

 

P.S.和歌山あったかすぎる。皆さん新型コロナ落ち着いたらぜひ観光に〜

(そして地元を助けて上げてくだせぇ)

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