24歳でがんになった。~Return Match~

24歳にして突然の上咽頭癌ステージ4の宣告。その時私は〝がん患者〟になった。

抗癌剤治療、翌日

2019/11/09、抗癌剤治療の翌日。

10時ごろ目が覚める。熱っぽいと思いつつ腹が減ったのでウィダーinゼリーを一気に流し込む。するとすぐに吐き気が、そのままトイレにダッシュして嘔吐しまった。

気分が悪いのでそのままベットで横になる。疲れていたのか幸いぐっすりと寝れた。

 

17時ごろ目を冷ますと少し気分はマシになっていた。抗癌剤と聞くとどんなものかと思うかもしれないが、インフルエンザによく似てる。辛いが感覚的にはしれているもんだ。

座椅子に座り体温を測ると、38.9℃と示された。まさか世界のオムロンが?何かの間違いかと、3回測ったが±0.2℃程度の誤差しか無かった。

 

食欲はないしボーッとする。座椅子に座って落ち着くのを待ったが、体温は下がらない。土曜日だったがあまりに熱が高いこと、体温37.5℃を超える場合肺炎の可能性があるとと言われていたので心配になり、病院の夜間・救急窓口に電話をした。

 

電話番の事務員から、今日の当直は担当医の先生ですよと言われ繋いでもらう。

時刻は21時を回った所だったが、先生はよろしければ病院に来てくださいという。何と優しい先生だ。

 

すぐにタクシーで病院に向かう。タクシーの車種はこっちの方でよく見るトヨタJPN TAXIだった。電車のような液晶の広告がついていてうるさく喋る。都会の方は近未来的だなぁなんて思った。

 

病院につくと、診察室に通された。念の為と胸のX線写真(肺炎の診断目的)と、インフルエンザの検査を行った。私の右鼻は散々色々な物を突っ込まれたので今更インフルの検査の棒くらいでは動じない。

 

インフルの検査の結果待ちで1時間ほど待つことになった。

時刻は22時手前、売店の前のテーブルでお茶を飲んでいると病棟の患者さんも腹が減る時間なのだろう、寝巻き姿でカップ麺をすすっていた。

病院にきてほっとしたのもあると思うが、朝から何も食べてないので途端に腹が減ってきた。

飯を食いたいと思ったのでレトルトのお茶漬けを買ってみた所、サラサラっと食べれた。

 

待ってる最中に栄養士の羽貫さんとLINEをしていたのだが、「ウィダーinゼリーを吐いたのは、酸味が強いアップル味が原因ではないか」との指摘を受けたてなるほどと思った。やはり専門家は詳しい。

 

結局は懸念されたインフルは否定され、いくつか考えられる原因を挙げられたが、抗がん剤に起因する副作用である事は間違いないようだった。

その日は解熱剤と抗生剤を飲むように言われ帰宅した。

 

その後、解熱剤が効いたようで熱も下がったのでカップ麺を食べて寝た。

 

 

目が覚めて11/10、

昨日までの辛さが嘘のように気分は晴れた。

相変わらず微熱はあるが調子はいい、その日からは抗がん剤をする以前のように体調は良い日々であった。また2回目の抗がん剤治療が行われるまでは穏やかに、というよりかは気ままにただの暇人として時間を過ごせた。

 

 

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