24歳でがんになった。~Return Match~

24歳にして突然の上咽頭癌ステージ4の宣告。その時私は〝がん患者〟になった。

夏が終わって

夏が終わった。

仕事柄特に感染症の流行っているシーズンは中々人に会う事もできず、

今年の夏はエアコンの効いた部屋でひとり静かに過ごして終わった。

 

夏の間に変わったことといえば、

出してもらう薬が増えたことくらいか。

 

それが合っていたようで、

今までモヤがかかっていて

いつも眠たいような気分が少し晴れた。

 

何か楽しいことにチャレンジしようという気分も出てきた。

 

仲間に付き合ってもらって、

田舎のおばあちゃんの原付を引き取ってきた。

(おばあちゃんはバイクと交換に電動自転車に乗り換えた)

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シャリィという可愛いバイク、

カゴ付きというところが渋い。

 

メーターは5000キロ代だったけど、

本当に20年前のバイクなんだろうか。

ばあちゃんは一度もオイル交換をしたことがないと言っていたけれど、これは相当レアな気がするよ。

 

ツナギを着て1000ccのスーパースポーツバイクに乗っていたのに、おばあちゃんの原チャからやり直しだ。

 

バイク屋に預けてメンテナンスを行ってもらった。

30年近く前のタイヤとオイルがそのまんま、店主も笑っていた。

 

◯1週間ほどしてバイクを引き取りにいった。

「やっぱりこのエンジンは強いねぇ」

車体まで綺麗に洗ってくれていて、店主の仕事の細かさが伝わってきた。

 

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久々のバイクなので、

近所をトコトコと走ることにした。

 

こんな道があったのか

このお店も気になってたのよ…

 

近所にこんなに素敵なところがあったなんて

知らなかった。

 

今までは急いで駆け抜けてしまって

大切なものを見落としてきたのかもしれないな

 

これからはゆっくりと

あたりを見渡しながら走ってみようと思ったよ。

 

小さくても大きくても、バイクは変わらず面白い。

今も昔も変わらない。

「バイクが、好きだ」

 

また怪我しないように気をつけて走ろう。

引き取りに付き合ってくれた友人にも感謝

こんなバイクでも仲間と言ってくれるチームメイトに感謝。

人に恵まれて嬉しいな。

 

世話になっていた上司が癌になった。

 

しばらく休むからと挨拶に来た時思わず言った。

「僕も癌だったんです。でも、帰って来て普通に仕事してます。だから大丈夫です。」

「全然わからんなぁ。ほっとしたよ。」

 

上司は今も闘病中であるが、時々職場に顔を出してくれる。

「髪が抜けて来たぞ、丸めた方がいいかな?」

「思い切って坊主に…」

 

周りに人がいない時にそんな話をしている。

身近な人が癌になったのは当然ショックな出来事であったが、その時そばにいれて良かった。

 

上司の治療は無事進行中で、

時々顔を出してくれるが顔色も良さそうだ。

 

好きだったものを再開した。

 

ふと入ったリサイクルショップで、

エアガン(オモチャの鉄砲)が安く売られていた。

 

高校生の頃、友人とサバゲーにハマり込んでいた。

その時は高価で買えなかったようなものが安く売っていたので思わず買ってしまった。

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※プラスチック製の合法モデルガン

 

それから気にしてリサイクルショップに行くうちに

お買い得なものがたくさん出て来て、

あっという間にマニアに帰ってしまった。

 

おもちゃのテッポーなんて

他人に自慢出来るものではないが、

自分の好きなものは集めるだけでもおもしろい。

 

持っていて何か役に立つわけではないが、指輪みたいなものであるだけで意味がある。

久々にサバゲーをしたくなったな。

 

秋になって驚くほどCOVID-19の流行が落ち着いた。

今のうちに会いたかった人にあったり、出かけたりしたいなと思う。

 

秋は涼しくて快適だ。

楽しいシーズンにしたいな。

 

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